✅ はじめに:その“感覚”、もう古いかも?
「この物件、ちょっと高くない?」「数年前よりずいぶん上がった気がする…」
最近、そんな声をよく耳にします。
でも実際は、「ちょっと高い」のではなく、「相場が一段階、上がった」のかもしれません。
この記事では、過去の相場にとらわれず、いまの“実勢相場”を見るべき理由を解説します。
📈 都内主要エリアの価格推移(過去5〜10年)
この数年で、中古マンションの価格は大きく変化しています。
たとえば東京都内の平均価格推移を見ると──
- 練馬区(築5年, 70㎡換算)
2015年:約3,640万円(52万円/㎡)
2020年:約4,782万円(68万円/㎡)
2024年:約6,450万円(92万円/㎡)
まさに「いつの間にこんなに!?」という上昇ぶりです。
🔍 なぜこれほど上がったのか?
この価格上昇の背景には、いくつもの要因があります。
- 新築マンションの供給不足
- 建設コストの上昇(人件費・資材費の高騰)
- インフレ/円安による資産シフト
- 外国人投資家の流入(都心部で特に顕著)
つまり、「一時的なバブル」というより、「構造的な値上がり」と考えるべき局面に来ているのです。
⚠️ 「昔の相場感」で物件を見ると、判断を誤る
以前より価格が上がっているのは事実。
でも、それをもって「割高」と感じてしまうのは危険です。
たとえば…
- 「5年前に●●エリアは70㎡=4,000万円台だったのに…」
→ その価格は、いまはもう“ない”相場かもしれません。 - 「周辺より高い気がするけど、根拠はない…」
→ 現在の相場と比べて高いか安いかを見る必要があります。
このような誤解を防ぐためには、「いま、このエリアでは“妥当な価格”はいくらなのか?」を知る視点が必要です。
🧭 相場単価で、“いまの価格”を読み解く
本サイトでは、実際の中古マンション取引データから、地域ごとの相場水準をモデル化し、現在の相場単価を推定しています。
これは、以下のような悩みにこたえるための指標です:
- 「買おうと思ってるけど、高くない?」
- 「売るならいくらで出せそう?」
- 「他の街と比べてどうなんだろう?」
地図上で比較することで、エリアごとの相場の違いがひと目でわかります。
✅ まとめ:いまこそ「相場感」をアップデートしよう
- 価格は、「高騰」ではなく「定着」しつつある
- 昔の相場にとらわれず、今の相場で判断する姿勢が大切
- 「相場単価」などの客観的な指標を活用することで、冷静な判断ができる
🗺 次のステップ:あなたの街の相場を調べてみよう
本サイトのマップで、ぜひ気になる街の「相場」をチェックしてみてください。
「今この物件は、相場より高い?安い?」
その判断ができるだけで、売るときも、買うときもブレなくなります。
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